欄美ノ―ト

何も言わない人

私は 何も言わない人が この世の中の中で、一番怖いと思う。
その一人に私がいる。

私は 普段、あまり思ったことを言わないことの方が多い。

今、言うべきか言わないべきか考える。
その時に、言わないほうがいいと判断をするから。

仕事の時なら まだしも、遊んでいたり 楽しい席で 果たして今、言う必要があるか 考える。

言わない方が、その場は 楽しめる。

私が言わない方が その場は 和む。

だけど、やっぱり それは違うのではないか?

っと、家に帰ってから 悩む。

基本的に 自分の感覚を信じているから、人から言われても コロコロ変えるようなことは 余程のことがない限り、したくない。

自分の意見がないみたいだから。。。

流されているみたいだから。。。

どちらにしても 基本、自分の感じた事が 答えなのだ。

言わないという事は、その場所の空気を考えているからこそ 言えない。

だとしたら、みんなが空気を気にしすぎて 言えない空間だったとしたら どうなるだろう?

仮面をかぶった付き合いになるだろう。。。

偽りの付き合い。。。

言いたいことも言えずに、しまいには 窮屈になるに違いない。

思ったことを言わないのは、日本の教育のようにも思える。
言葉を慎む。。。

こんな言葉を 嫌というほど、聞かされて育った。

言いたいことを言うことは、日本の従来の教育から 反していることなのか。。。
私は、違うと思う。
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