恋口の切りかた







俺は──







不敵に笑った。






散々、ヘコませてくれやがって──!


「いいぜ、受けて立ってやる」


この俺様を誰だと思ってやがる。





見てろよ、留玖……!









「留玖を私に惚れさせてみせます」


俺は宣言して──






この日から、

留玖に鯉口を切らせる俺の勝負が始まったのだった。
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