好きな人は暴走族
あたしは事務所を出てお兄ちゃんの車に戻った。

「お兄ちゃん。事務所のすたじおに行ってくれる?」

「あぁ……良いけど俺用事があるから龍騎連れて帰れねぇ」

「じゃあスタジオ着いてくる?」

「いいのか?」

「うん!もちろん!でも相手役がなんか怪我してすぐ撮影出来ないかも……時間が遅くなるかもよ?」

「いいよ」

「もう着くぞ」

あたしは降りる準備をした。
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