好きな人は暴走族
「分かんない所があったら言ってね」

あたしは二枚のプリントを龍騎に渡した。

「あぁ」

あたしはそう言って自分の勉強を始めた。


~10分後~

「紗枝。出来た」

「案外早かったね」

プリントの答え合わせをやり始めた。

「おー!結構出来るじゃん!」
「一様あの高校受かってるし」
「まーね。でもちょっとおしい!ここの問題はこの表現じゃなくてこっちの表現なんだ」

「ふーん」

あ!ちなみにあたし達の行ってる高校は結構レベルが高いところ。
たしか県で五番目だったかな。あたしはもっと上の高校に行けたんだけど遠かったからめんどくさかったんだよな。

「紗枝?呼んでるけど?」

「え!」

あたしは結構長々と説明してたな。

「何?」

「夕飯の用意ができやした!」
「もうそんな時間?!」

外を見ると真っ暗だった。
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