君があたしにくれたもの

大きすぎた存在

田舎の夜の7時の駅は人がまばらで、ホームには彩夏を入れて3人しか人はいなかった。
端に小さくあるベンチに座ろうと、そこに目を向けると、そこにはサラリーマンが二人座っていた。
「はぁ…」
ヤバいかも。倒れたらどうしよ。
彩夏は階段の下から4段目で壁にもたれかかった。
昼間は暑かったけれど、キャミソールにジーンズの彩夏には、夜はさすがに少し寒い。
壁も冷たく、彩夏は身震いした。
電車が来るまであと20分はある。
「はぁ…」
ため息をついたと同時に、彩夏はあの日を思い出した。






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