キラめく堕天使

 彼女の身体を、そのしなやかでつややかな布がそっとかたどった。

 ジュランはその布を肩の上で結んで立ち上がった。

 白い肌が、布の覆いきれない脇からこぼれ出ている。

 その姿は、息を呑まされるほどキレイだった。

 オレは動けなくて、ただ、じっとジュランを見ていた。

 石をつけなくてもキレイだったジュランは、更に美しさのオーラをまとって、艶然と微笑んでいる。

「ありがとう。樹羅」

「樹羅?」

 そうだ。オレの名前はじゅらだったんだ。

 オレをこの身体から開放して、元の身体に返す魔法の名前は、樹羅、なのだ。

 オレは不用意にその言葉を口走ってしまった。

 
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