金持ちなんて、お断りッ!!
「今日、結果だね」





「そうですね」





そう椿サンは言い、「一緒にいこうか?」と言いあたしの少し前で歩き出した。







やっぱり後ろから見てもかっこいい。



高い身長に、色白でスラッと長い足。
どこからみても完璧な王子だ。




道行く人たちは、やっぱり椿サンを見てる。





きっと、もてるんだろうなぁ。










・・・ってなに考えてるんだろう。





両手で頬をバシバシたたき、気を取り直した。





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