あたしの彼氏は先生
「じゃあずっとここに居ることになるな」


「…なんで?」



「俺はおま…小出とキスはできない」


「…やっぱり」


やっぱり?


今度は何なんだよ…?


「何が?」


「とぼけないでよ!!!花崎さんにはしたくせに!!」


え…


今なんて?

俺と美和がキス…

まさかあの時?
見られてたのか…


でもここで弱気になったら負けだ。


あくまでもいつも通りで平然に平然に…


「それがどうした?」


小出は一瞬びっくりしたように見えたが、すぐに強気の表情に戻った。

「キスしてくれなかったら皆にその事バラしちゃおっかな〜?」


と笑いながら話してくる。
< 46 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop