多分きっと
そうやってキミ自身の力を否定する事で、そこに芽生える優越感に気付けなかったんだ。




ううん、見ないフリをしていただけなんだと思う。







必要としていたのはボクの方だったのに。







キミはボクが居ないと何も出来ないんだよって言っていたのと同じだったのにね。キミを見ることで得られる優位から歪んだ心を満たそうとしてただけなのに。
弱いキミを見て、あたかも母親のように守る自分が輝いてるとでも思ったのかな。

ボクは愛する事の素晴らしさを知ったつもりでいたけど、愛する事は素晴らしくも素敵でもなんでもない。

こんなにも汚くて憎らしいものだなんて思わなかったんだ。
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