君のとなり




ずるいよ、悠ちゃん。



余計、好きになっちゃう。。

忘れようなんて、無駄な努力じゃん。





帰りのバスの中でも、家までの道でも、構わず涙が出てくる。





きっと、今すっごくひどい顔。
でもそんなことどーだって良い。




家の中に入ると、スウェットに着替えたお兄ちゃんが出てきた。





「……ここ?何かあったのか?」




「何もない」




首を横に振り、階段を駆け上がって自分の部屋に入った。





< 60 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop