君のとなり




あれから2,3日が経った頃、悠ちゃんが家に来ていた。




アタシを見ると開口一番、「ごめん」と言ってきた。




「謝られるようなことなんて、されてないよー!」



険しい顔をしているお兄ちゃんが視界の隅に入った。





「家に突然行ったりして……何か言われなかった?」




「別に、何も言われたかったよー」




「ホントにごめん……。」




「気にしないで!それより、…帰らないと奈々さん心配するんじゃない?」




今、また奈々さんが来たりでもしたら……
修羅場になるに違いないんだ。




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