荊姫~第二章~
「痛たたたた・・・・あれ、魔方陣が消えてる」

「そんなっ・・・主・・・裂殿」

誄華は涙を流しながら

魔法陣があった場所を眺めていた

「泣くなよ・・・」

「でも、主が心配で・・・心配でっ」

誄華が泣き止まないので

紫苑は誄華の背中をさすった

「・・とりあえず、裂とユキが戻ってくるのを待とうぜ」

紫苑は魔法陣があった場所を

心配そうに見つめていた
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