永い片思い【短】
あっという間に放課後になった。

唯花と高城が2人っきりになる。

本当は、2人で会わせたくない…

このまま唯花を連れ去ってしまいたい。

だけどそんなことが出来るはずもない…

本音を言うと、唯花が高城の元へ行ってしまうかもしれないことが一番怖い。



1人でこうやって校門で待ってるとイヤな考えしかでてこない…

そんなことを考えてると陸がやってきた。


「巧~。お前死にそうな顔してるぜ…」

「うるせー」

「唯花ちゃんを信じてやれよな…」

そういいながら手を振りながら帰っていった。


俺はいろいろ考えた末に…

高城と一度ちゃんと話てみようと思った。

もし、高城が本気で唯花が好きなら…
そして唯花は、やっぱり高城が好きなら…



俺はスッパリ身を引く……

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