箱入りお姫さまの秘密事




今日からなんと!!!
人生初のアルバイトをはじめます!!!

きちんと30分前に着けたし、大丈夫だよね



私は勢いよくお店に入った

「いらっしゃいませ
1名さまですか?」


栗色ショートカットの可愛らしいウェイトレスさんがすぐに話しかけてきた

「あ
違うんです

今日からバイトする片岸まどかって言うんですが…」


私が少しおどおどしてると

「あ!!
そうなの?!

スタッフの人たちはお店の裏の入り口から入るんだよ

ちょっと待ってってね」



栗色ショートカット少女はそういうと
後ろに向かい

「高橋さーーーーん」

と叫んだ


「今日から研修の子が来ること、莉子知らなかったです。今の時間って大体あんまお客さんいないし、莉子がこの子の研修トレーニング見てもいいですか?」


高橋さんと呼ばれた、物凄い美人なマネージャーぽい人は

「しょうがないなぁ
ただし
最低限のことを教えたらこっち戻ってきてね


ディナーは人が混むんだから!!」


と言って、私に紙袋を渡した

「一応この袋に最低限の仕事道具、ユニホームとか入ってるから。あとはそこにいる莉子に聞いてくれればわかるわ。」



「あ
はい
わかりました」



「じゃぁこっちだよ
まどかちゃん」

栗色ショートカット莉子さんは私の腕を組み裏口に案内してくれた



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