フレンチトースト



『校長先生…話長すぎやろ』

退屈すぎて隣にいる子に

小声で話しかけた。

「校長先生、話し長ない?」



それまでうつむいていた女の子が顔をあげた。




きれいな栗色がかった髪の毛。

おっきい目…まつ毛長っ!

やばい、かわいいぞこの子。




「へ…?ごめん今寝そうなってたわ。」

目をこすりこすり

はにかみながら彼女は言った。




「こっちこそごめん、起こしてもーたなぁ。」

あたしがそういうと、

「ううん、おかげで目覚めた!うち、飯田花梨ゆうねん。よろしく~!」

と可愛く笑ってそういった。

「あたしは、北野柚亜!柚亜でいいからな!」

そういうと、

花梨ちゃんは言った。

「うち、この学校に友達1人もおらんから遊んだってな。」

「もちろん!」






あ~、可愛い子と友達なれた~!












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