ただ隣にいて
雲は雲、太陽は太陽で、猫は猫。



それと同じように人は人でしかなく、それ以上でも以下でもない。






みんな同じ。





小学生、中学生、高校生、社会人、先生、社長、総理大臣だろうが天皇だろうが私にはそんなの関係なかった。





どれだけ偉いとか、どれだけ愚かだとか、そんなの判断する基準なんてどこに存在するんだろうか。



みんな同じ。変わらない。







ずっとそう思って生きてきた。






そうして、そんな考えのまま私はハタチになった。







世間では大人とゆうステッカーが新たに私に張られたとみなされるらしいが、私にはあまり実感のわかないことだった。
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