4人4色。
「うええぇぇえ!!!」

時計の針は容赦なく8時をさしている。


眠気が一気にふっとんだ瞬間。

わたしはベッドから飛び降りて制服に慌てて手を通した。


「やっばーい!!
自転車パンクしてんのにー!!!」

自転車なしなら学校まで20分はかかる道のり。

10分でのこりの準備をすませてギシギシきしむ床を蹴り玄関にむかい靴を急いではいた。


「いってきまーす!」


扉の鍵を急いで閉めて階段に走ったとき目の端にうつったのは、

「エスカレーター!」

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