4人4色。
「あんただよ!
だいたいあんたは話が唐突すぎなの!
てゆーかナコ先生が水也なんか相手にしないし。」

そういってちらっと水也を見た。


「ナコは女じゃないし。」


そういってコンバースの青いスニーカーをはいた。


「ナコちゃん先生すげー美人だろ!
俺ナコちゃんなら先生でもいけるわ。」


そんなこという悟吏のかたをバシッと叩いた。


「相手にされないっつの。
ほら美羽、無口と馬鹿なんかほっといていこいこー。」


そういってさっさと玄関をでた。


また出先でばいばい、て声をかけられた。











門をでると大部分の生徒は大通りに向かって歩くけどわたしたちはぐにゃぐにゃした狭い路地を歩く。


少し古めの大きな家が多いこのあたりは俗にいうオバタリアン達が多い。


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