永遠の時間
第三章 辛い現実
夏休みも終わり、また学校が始まった。
「夏休み、遊べなかった~」
冴歌が、新学期そうそう叫んでいた。
「仕方ないよ。みんないろいろ忙しかったんだから」
聖奈は言った。
「そうだよ。朱夜も杉江ちゃんも俺もお前みたいに暇じゃねぇーからな」
夕希は嫌みぽく言った。
「はぁ!?あんたにだけは言われたくないんですけど」
冴歌は、キレていた。二人の言い合いを朱夜と聖奈は微笑ましく見ていた。
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