愛してる。じゃ足りない








そんな家庭があったにも関わらず、




父さんは母さんを選んだ。





母さんはそんな父さんに惚れこんで




結婚したらしい。





つまり俺は、母さんの子ではなく




母さんはただの父さんの再婚相手だった。





その事実は、




7歳の俺には信じがたいもので




俺は毎日狂ったように泣いた。





母さんも・・・誰も居ないところで




枯れるまで涙を流した。




それから数日して、




学校が俺を保護することになったんだ。





そして3年後・・・





アイツに出会った。











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