不思議の国のアイツ -暴走族総長純情伝-

「・・・はぁ・・・もう。」


私は、しょうがなく、家の近くのコンビニに行くために、家の玄関に向う。


「ルミ、どこ行くの?もう、夕飯よ。」


そんな私の気持ちをわからないのか、母親が話かけてきた。


「・・・私、夕飯、いらない。」


母親に怒っている私は、せめてもの抵抗をする。


「・・・そう。あんまり遅くならないのよ。」


母親は、そっけなく答えただけ。


(なんなのよ、もう!)


私は、母親にムカついた気持ちのまま、家を出て行った。



< 65 / 135 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop