不思議の国のアイツ -暴走族総長純情伝-
「・・・はぁ・・・もう。」
私は、しょうがなく、家の近くのコンビニに行くために、家の玄関に向う。
「ルミ、どこ行くの?もう、夕飯よ。」
そんな私の気持ちをわからないのか、母親が話かけてきた。
「・・・私、夕飯、いらない。」
母親に怒っている私は、せめてもの抵抗をする。
「・・・そう。あんまり遅くならないのよ。」
母親は、そっけなく答えただけ。
(なんなのよ、もう!)
私は、母親にムカついた気持ちのまま、家を出て行った。