かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~


料理をしてたら、後ろから抱きしめられる。

「陸くん、危ないよぉ~」

「桃香…ご飯もいいけど…桃香も味見したい」


もう赤面だよ…

いつからこんな事言う子になったの…


「陸くんのエッチ…」

「あはは、そりゃ男はみんなそうだよ」

「……」

「自分が好きで好きでたまらない魅力的な女の子がこうして目の前に居るんだもん」

「……」

「そりゃ~我慢できなくて当たり前でしょ?」

いたずらに笑って、ふざけてウィンクする陸くん。


きっと私は今真っ赤だよ…


陸くんが片手でコンロの火を器用に止めながら、
片手の私をグイッと抱き寄せる。


そして、キスが舞い降りる。



甘い甘い、陸くんとの時間。

幸せに包まれる瞬間。



私は本当に幸せだったんだぁ。

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