かわいい笑顔 ~恋した彼は高校生~

衝撃の真実



― 次の日 ―



電車の中に、陸くんは居なかった。


それがものすごく寂しかった。

それに…

嫌われちゃったかな?って不安になった。



ちょっと暗い気持ちで会社に着いたら、

まだ出勤時間じゃないはずの、佐藤遥がそこに居た。


うちの営業部は、内勤社員より1時間出社が遅い。

もちろん、その分1時間終わる時間も遅いんだけど…。




「あの…ちょっといいですか?」

「ええ…」


場所をミーティング室に移動した。


「昨日は、勝手に上がり込んでしまってごめんなさい」

「いえ、とんでもないです。こちらこそくだらないことでお時間使わせちゃって…」

「いえ、いいんです。健吾さんの力になれれば…。でも私…」

「…でも?」

「私、健吾さんが好きです。セフレでもいいからって迫ったのは私です」


驚愕のセリフ…

セフレって何?

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