forever~愛しい人へ

一目惚れ―Ryota☆side―




―昔からお前だけを見てた。


なーんて、俺のキャラじゃない。
昔から女と遊びまくってた俺は
いつのまにが女泣かぜ
゙恋愛ハンター゙と最悪なフレーズが
付き物になっていた。


「ねぇ私のこと好き?」

「んーもう好きじゃねぇ。
だからバイバイな」


飽きたら捨てる。
泣いたって知らない。
俺には次の女がいる。


ずっとそんな考えだった。



「亮大!!」

「ん?何だよ」


俺の一番の理解者、
花園慶太。

男の俺から見ても
かっこよくていい奴。


「隣のクラスにすげぇ可愛い奴
いるんだって」

「んなの可愛い奴なんて
そこらへんにいるだろ」


可愛い女は好きだけど
いちいち自分から寄ってくのは
好きじゃない。


「や、あれはやばいから!
絶対お前のタイプ!」


慶太の必死さに俺は負けて
渋々隣のクラスまで
俺のタイプな女を見に行った。


それが゙磯山陽菜゙という
女を知るきっかけだった。


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