ハニー*スパイス
パパ、まだ気を遣ってる。
なんだかその姿がいじらしくて、「プッ」と吹き出してしまった。
もうそろそろ許してあげなきゃダメだよね。
「パパ」
あたしは背後にこっそり隠しておいた包みを取り出す。
「クリスマスプレゼントだよ」
そう言って差し出すと、パパが目を潤ませて、あたしとプレゼントを交互に見比べる。
「椿ぃいいいい……」
ありがと……そう言った瞬間、涙と同時に鼻水が垂れる。
「もぉ、パパ!
汚い! ほらっ、拭いて!」
あたしはティッシュを一枚取り出して、パパに渡した。