肉食彼女
見ると、いつも使っている
部室…というか

教室の中が明るかった。

なんだ。俺だけじゃないじゃん。


ほっと胸をなでおろしたときだった。

「ぃや…だっ!!」

「!?」

いきなり女の子の声が中から聞こえた。
しかも緊迫した感じの。

俺は慌てて勢いよくドアを開けた。

「!?」

中には、見知らぬ男と
文芸部の後輩がいた。

しかも後輩は正に押し倒された状態にあった。

「な…にやってんだよ!?」

俺は慌てて男を後輩からひきはがした。

この子…たしか
1年の夏目ゆかり…?

「…あ」
夏目さんは

はだけた制服をぎゅっとつかんで下を向いた。

あまり部活に来ていないので
詳しい事は知らないが

ちょっと可愛らしい感じの女の子だ。
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