肉食彼女
「・・・っえ。」

やっと唇から開放された俺は
目の前の現実に驚愕した。

「これ、広められたくなかったら、黙ってて下さいね♪」

それは俺のセミヌード・・?写真だった。
「…え。ちょ!?…ぐ」

反論をしようとしたところ
彼女の細い指が
俺の口に埋められて
しゃべることができなくなってしまった。

「もっと、ひどいことされたいんですか?」

いやいやいや!!
俺そんなMじゃな…
ってか!!
なんで襲われてるの!?
なにこの状況!?

未だに俺の上に馬乗り状態な彼女に若干限界を感じつつ
俺は必死に否定の意思をあらわした。

彼女は満足そうに微笑むと
「わかればいいんです。」

と言って、指をぬいた。

「…っ、なんでこんなこと…っ」
「はい?」

「…なんでこんなことしてるんだよ?」

彼女は俺の上から降りて
制服を着なおした。

そして立ち上がり

「…たのしいからですよ」

といって立ち去ったのだった。




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