【短】王子様と罠に落ちた私
そんな彼が私になんの用だろう…?
どうやらクラス中の人間がそう思っていたようで、気づけば皆が私と上川君をじーっと見ていた。
うう…なんかいごごち悪い…
目立つの嫌いなのに…
そう思っていたたまれなくなってきたとき、
「倉田さん」
ようやく上川君のきれいな唇から言葉が紡がれた。
「は…はいな?」
てんぱっていたせいか、ちょっと変な返事になってしまった。
それに対してなのか何なのか、ふっと笑った上川君が
「――――― ?」
何かを言った。
でも、上川君のきれいな笑顔に見とれていた私は聞いてなかった。
だってほんとにきれいだったんだ!!
きれいなアーモンド形の瞳が細くなって、笑ったときにできる目じりのしわも、何もかも!!
自分の外見は気にならなくても、きれいなものを愛でるのは人間の性でしょ!!
どうやらクラス中の人間がそう思っていたようで、気づけば皆が私と上川君をじーっと見ていた。
うう…なんかいごごち悪い…
目立つの嫌いなのに…
そう思っていたたまれなくなってきたとき、
「倉田さん」
ようやく上川君のきれいな唇から言葉が紡がれた。
「は…はいな?」
てんぱっていたせいか、ちょっと変な返事になってしまった。
それに対してなのか何なのか、ふっと笑った上川君が
「――――― ?」
何かを言った。
でも、上川君のきれいな笑顔に見とれていた私は聞いてなかった。
だってほんとにきれいだったんだ!!
きれいなアーモンド形の瞳が細くなって、笑ったときにできる目じりのしわも、何もかも!!
自分の外見は気にならなくても、きれいなものを愛でるのは人間の性でしょ!!