櫻吹雪

櫻祭




「…サクラ…!」


「いや、誰だよサクラって」


コンビニで今週のジャンプを立ち読みしてたアタシに

話しかけてきた数人の男。



…メンドくせぇなあ



「やりてぇなら移動すんよ」


パタンッ


今週のワンピースは買ってから家でゆっくり見よう…。



─────────…

バキッ!!

ドカッ!!


「ふぅ〜…
ったく、読みかけのナルトが気になってしゃーねぇよ。」



ガシガシと灰色の頭を掻いてコンビニに戻る。



アタシの名前は
菅野 弥生(カンノ.ヤヨイ)
(サクラ)


春休みがあければいよいよ高校生。
友達の少ない超心優しい優等生☆




「とか言ってみるってやつだろ!?」

弥「ん?ああ、ヒマ。
つーかお前エスパーかよ?」


息なり現れたBBOYの可愛い彼はダンスが得意で器用な
"ヒマワリ"こと
田口 晴也(タグチ.ハルヤ)
金色のがっつり立てたツンツン頭が特徴。



横に突っ立ってるでくの棒は情報通のうっせーギャル男
"ストール"こと
岸松 吾郎(キシマツ.ゴロウ)
茶髪で長い前髪を可愛いリボンで止めている。



一番うしろの威厳ただよう硬派風のたまにヘタレな男前は
"マツリ"こと
浅井 勝馬(アサイ.カツマ)
アタシと同じ灰色の短髪。横に剃り込みを入れている。




ヒ「おつかれぃ☆
ジャンプ買ってきてやったぞ☆」


弥「さっすがヒマ☆
気ぃきくなお前は♪」


マ「カーッ!!
メンドくせーっ!!」


ス「つーか今から俺企画の合コンいかねぇ!?」


弥「イケメンいんのかよ」





この4人が進む

“向山高等学校”


春からこの4人の



“大櫻伝説”は始まる────。





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