櫻吹雪

───入学式


弥「カーッ!!
暇だなぁ〜」


マ「だったらお前なんか買ってこいよ」

弥「ぁあ゙?
アタシをパシろーとしてんじゃねぇよバカ野郎。」



マツリとアタシは中2で出会って以来

中3の冬にストールとヒマと出会うまでずっとコンビだった。




誰が呼び始めたのか
“櫻祭(サクラマツリ)”とかなんとか…。




マ「あ゙ーカッタリ……」

弥「ヒマとストールさぼってんの?」

マ「まあな。」




『皆さん、入学おめでとうございます…──』




「おいおい見ろよ。
櫻祭だ…」

「おっマジじゃん!」

「…やっちまうかぁ」




マ「つーかなんかバイトしてぇ」

弥「お前ホンットに気まぐれだな」





1-A





ガラッ!!


ザワッ


「櫻祭!!」

「あれが狂龍マツリか…」

「あっちも…狂乱のサクラだ…」



マ「チッ…うっせぇな…」

弥「どーでもいいから寝んべ…」



「つーか櫻祭ってなんでサクラとマツリなんだ?」

「名前一切かすってねぇよな」




ガラッ!!!


「オラァ!!櫻祭ィ!!」

「いんだろ!!??」



「ハサミ兄弟だ…!!」



マ「ぁあ゙?」


ス「ハサミ兄弟とは
波佐見 剛(ハサミ.ゴウ)と源(ゲン)の男の双子であり

ちっこいころに中3相手にハサミでブスッ☆

といったってことで有名な兄弟だよん☆」



マ「知らねー(断言)」

弥「糞チャラ男が
どっから湧いて出た!!」







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