櫻吹雪
弥「よしマツリ!
写メ撮ろう!」

マ「…はぁ!?」


アタシは嫌がるマツリを強引にトイレまで連れて行った。



マ「…ここ男便だぞ?(汗)」

弥「あ、うん。気にしないで」

マ(気にしないで??;;)





────────…


〜〜♪♪♪


月明かりだけが照らす静かな部屋に

陽気なHIPHOPの曲が流れた。



ベッドには、未だにだらしなく寝転んでいる男がいた。



ヒ「…………?」




未読メール1件。

静かに受信BOXを開いた。



ヒ「…ハッ…何だコレ……」



目に飛び込んできたものは、


携帯を構える不機嫌そうなマツリに

打って変わってニッコリ笑ってピースする弥生の姿。




From:サクラ
本文:学校で待ってるから♪



ヒ「……わかった、」



ヒマワリはかすかにそう呟き、小さく笑った。




──…俺はもう、大丈夫みたいだ。




夜の10時を回っていたが外の空気を吸いに家を出た。



ヒ「!?
なにしてんだよ!?」



「あ!ども♪」




夜はまだ冷える季節。
光る金髪。

フードにファーのついてる白いパーカーにジーパン、ブーツ。


腕を組んで顔を真っ赤にしてかなり寒そう。



俺は慌ててそいつに駆け寄った。


ヒ「大丈夫かよ!?」


「大丈夫大丈夫!

…なんか携帯で誘うのも悪いし…

なんとなく待ってた!(笑)」



ヒ「…バカサキ…」



サ「ひっど!
…源すぐ潰れちゃうんだよね!

一緒に飲みにいこ!」


ヒ「…さすが元キャバ嬢だな(笑)」

サ「っさい!行くよー!」




俺にとって太陽がマツリで
水がサクラ
月がストールなら


サキはとなりで咲く月見草。


源や剛は月と一緒に照らしてくれる星。
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