赤い御守り






バシャ、バシャ



ガシッ



「きゃッ!!」


ドサッ



「……ハァハァ、ちょ…な、何やってんのさ…」



飛び下りようとした玲の体を、1人の少年が必死に抱え、引きずり下ろした。



「………」





玲は無言のまま息づかいの荒い少年を見つめ、思った。





-ああ、神様…


私は死ぬことも許されないの…?-
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