~*先生*~理系女子は好きですか??
ガラガラっ



教室のドアを開け、中に入る



「おはよ~」


声がした方に顔を向けると、友達の藤堂彩だった



「おはよ」


あたしもあいさつを返す



「良かった!彩と同じクラスで」



「うん。わたしも茉莉と同じでよかったよ。やっぱり茉莉はわたしがいないとね!」


彩は中学からの友達で、面倒見がよい性格だ
身長が高く、黒髪のボブが小さい顔に似合っている




彩「そういえば、このクラスの担任知ってる?
理系クラスだから理系の先生だと思うんだけど…」


茉莉「知らない~



彩「もしかして新しく来る若い先生かも!
イケメンだったらいいね~」



茉莉「別にどっちでもいいよ…
問題は教えるのがうまいかどうかだし」


彩「なんで、そんなにテンション低くなるのよ!?
もうちょっと男に興味持ったら?」



茉莉「だって男キライだもん!」


そう、あたしは男嫌い


中学の時
クラスのある男子に「ブスッ!ブスッ!」
とよく言われていた

彩は気にするなって言ってくれたけど…
それからというもの、あたしは男がキライになったのだ




彩「はぁ~このままじゃ一生彼氏できないよ!?」


茉莉「別にいいよ
自分一人で生きていくから!」


彩「はいっはいっ!
わかったから。

そろそろ体育館行こう!
始業式始まるよ」



茉莉「そうだね!みんな廊下に出てるし」


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