【長編】Milk Tea



「おれからも逃げるんですか?」



そう言って、佑騎はオレを見つめる。



「前のオレなら痛めつけてでも分からせようとしたけど、今は自分でその意味気付かないと意味ないからね」



そう言って屋上を出る。



あいつにならそのうち分かる。



1番大切な事を……。



「あ~ぁ。煙草結局吸うの忘れちゃった」



そう独り言を呟きながら銜えていた煙草を見つめた。






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