おかしな国の住人たち
「魔法の鏡が欲しいのよ」
シンデレラはいいました。
「魔法の鏡?」
ブリンは顔をしかめると、うなだれました。
そしてしばらくすると、思い出したとばかりにいいます。
「ああ、あの鏡ね。私の手鏡にしてるけど」
「はい?」
見るとブリンの手にはリボンやらラインストーンやらでデコられた鏡が!!
意外とブリンは女子高生並に若かったのです!
あまりのギャップに三人がひいているのに気づかないブリンはいいました。
「まあそんなに欲しいんならあげるわよ」
「ほんとに?」
それまで冷めた目をしていたシンデレラは飛び上がりました。
「ええ、はい」
これ以上関わったらあの人魚姫みたいにめんどくさいやつらだと思い、ブリンは鏡をぶたの長女に渡そうとしました。
――が、
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