のりピーとの生活

モモコクラブ

前節の締めくくりのあの番組とはずばりアイドルバラエティ番組「モモコクラブ」(TBS)です。この番組は当時フジテレビ系で放送されていた「夕焼けニャンニャン」に対抗する番組として昭和61年の10月の第一日曜日からの朝11時から30分間、約1年間、ほぼ毎週放送されてきたモモコクラブのメンバーが主体の番組でした。この番組の前半を主体となって進行してきたのが15歳の彼女でした。
ここでモモコクラブについて説明します。このアイドルグループはおニャン子クラブとは違い、基本的にグループでは行動しません。実はおニャン子のさきがけはモモコと言われています。当然モモコたちにはおニャン子で言うところの会員番号(モモコでは桃組出席番号)がありました。彼女は1482番でした。モモコクラブはスケールと言う点ではおニャン子よりも上で、彼女以前の出身アイドルも菊池桃子さんや西村知美ちゃん、そして自分が当時大好きだった島田奈美ちゃんなどがおり、可愛さのレベルでは明らかにモモコの方が上だったと自分は考えます。
話を元に戻しますが、モモコクラブ第一回放送で番組のスタートの挨拶で「春風一番」以来すっかり忘れていた彼女の存在をふと思い出し、懐かしく思ったと同時に彼女の落ち着きぶりと彼女から発せられた「やっピー」の挨拶に戸惑いを隠せませんでした。またこの番組が回を重ねていくごとに彼女のリーダーシップもだんだんと発揮されて「この子は友達たくさんできるよ、きっと素晴らしいアイドル歌手になる」と自分は確信しました。そしてついに歌手デビューがこの番組の「モモコクリスマスパーティー」で発表された時は「来るときが来た」と思いました。
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