純情BABY
「いきなり押し倒したくせに、わかってくれるんだ」




泣くのを我慢するためにわざとおどけて言った。





そしたら少しバツの悪そうな顔をする。





『しょーがねーだろ。お前見た目と中身にギャップありすぎなんだよ』





「それは渋谷、アンタもだよ。今のその口の悪いところみんなに見せてやりたいよ」




きっとみんな驚くよ。





『見せるかよ。見せたら優等生演じてる意味なくなるだろう』




その言葉に首を傾げるとそんな私を見て、大きなため息を1つ吐いた。




『……その方が色々便利なんだよ。

ーー…俺の事よりお前の噂何とかするぞ』





便利って何が?と顔に出てたんだと思う。




でもその事はうまくはぐらかすように話題は私の事に戻ってしまった。




気になったけど、話したくないなら無理に聞かない方がいいのかもね。




「どうやって私の噂を消してくれるの?」




気持ちを切り替えて聞いたんだけど、その返答に思いっきりイヤな顔をしてしまった。




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