アナタノ側ニ
アナタノ側ニ
大好きな人と別れることになりました。


別れを言い出したのは彼。


『俺達、このままだとダメだよ。』

って

『ただの友達同士に戻ろう』

って
私は素直に『うん』と答えたけれど、
本当は嫌なんだ。

『離れたくないよ』
って彼に縋り付きたかったんだ。

だけど大好きなあなたを困らせたくないから、私は最後まで物分かりの良いフリを続けることに決めました。


でもね、君が呟いた『ゴメンネ』だけは素直に受け取ることは出来ないよ。
だって、謝られるようなコトされてないもん。

ゴメンネなんて言われたら、私との時間を後悔してるみたいじゃん。

だからお願い。
ゴメンネだけは言わないで。




いつもは嬉しいはずの二人きりの空間。
その時だけは逃げ出したかった。
耳を塞ぎたかった。
凄く泣きたかった。

でも頑張って我慢した。
彼の中に残る私は笑顔が良かったから。

今までも彼の前で泣くことはなかった。
彼を困らせたくなかったから、泣かなかった。


『お互いもっと素直になればよかったな』

って、

泣いても良かったの?
もっと一緒にいたいって泣いてもよかったの?
離れないでって我が儘言ってもよかったの?


今更後悔したって遅い。
彼はもう離れていってしまった。



彼は二度と私の側には戻ってきてはくれないのだろうか。
二度と私を必要としてくれないのだろうか。


どんな関係だっていい。
あなたが必要としてくれるなら、どんなに扱われたっていい。

あなたの側にいたい。
ずっとずっと
あなたと一緒にいたい。



私にはあなたが必要なんだ。



お願いします。
あなたの側にいさせて下さい。


素直になるから。


ずっとずっとあなたの隣にいさせて下さい。



お願いします。




あなたの側にいたい。
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