空を見上げる
家に帰ってすぐに自分の部屋に入った私は、とにかく泣けるだけ泣いた。
どうして私が?
なんて考えはもうしない。
頭によぎるのは『死』の一文字だけ。
空くんとは結局仲直りができずに、クラスではいじめられる。
こんなの生きてたって辛いことばっかり…
こんな人生に何の意味があるの?
どうせ死ぬなら…一度でいいから最後に空くんと話したい。
私はあの川原へと向かった。
空くんがまたあの日みたいに待っていてくれるのを信じて