空を見上げる


店に入ってからは
なぜだか急激に
仲良くなっていて、


「あーぁ、お腹すいた♪
私はとろろそば!」


「じゃあ俺はうーん…
とろろそば!」


「同じじゃないですか(笑)」


「ははっ(笑)」


なんて、
普通に笑いあっていた。


蕎麦屋に向かっている途中何回か思った。


もし…
もし本当に羽月が言うように、


運命の人だったら…――?


*・・
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