レンアイ思想
「平気。酔い醒めた。」
私は低い声で言った。
アキラ君が、こっちに駆け寄ってくる。
逃げたい。
でも、思うように体が動かなかった。
「平気なハズないでしょ!!危ないよ。一発で捕まっちゃうよ?」
アキラ君が両手をくっつけて手錠のポーズをした。
・・・捕まるべきなのは、アンタだよ。
やばい、
やばい!!
涙が出てきた。
「え?!どうしたの?!アヤさー・・・」
「私のこと、馬鹿だって思うでしょ?」
アキラ君の言葉を遮って言った。
アキラ君は驚いたのか、え?って顔をしている。