レンアイ思想
「アヤさん、何か言ってよ・・・」
アキラ君は俯いた。
何でアンタがしゅんとしてんの?
泣きたいのはこっちだよ!!
もう泣いてるけど!!
「私、帰るから。別に、村上のせいじゃないから。気にしないで」
・・・アンタのせいだから。
言いたくても言えなかった。
「アヤさんて、酔うと不機嫌になるタイプなの?」
まだ後を追ってくるアキラ君。
私は無視して駐車場まで早歩きで進む。
そのスピードに合わせて、後ろでずっと何か言っている。
もう、何も聞きたくないよ。