レンアイ思想
「あ、てかね、お礼したいの・・・今度、食事でも・・・」
私は赤くなっていることを悟られないように、
変な方向を見ながら言った。
この人の目を見ながらしゃべるなんて無理・・・!!
やばい、汗かいてきた・・・。
「え、そんなの、いいですよ・・・別に」
相手は、困った顔をして笑う。
「お願い、お礼させて!!キミにお礼がしたいの!!」
もう、必死だった。
なんか、ヤケクソになっていた。
言ったからには、後にはひきたくない。
こんなチャンスは二度と来ないよ!!