あいらぶゆー2
一番後ろから、グループのナンバー2的存在の男が静かに教室に入ってくる。


短く明るい髪色に、朱兎とはまた違った鋭い目。


「亜沙美…、オマエ朱兎に何の指図したんだよ。今日からやっとガッコー来れたのに、テメェのおかげでリーダー病院送りだぜ?」


彼は鼻で笑うと、鋭い瞳で私を睨んだ。


アイツ…昨日本当にヤられたんだ。


…誰に?…本当に朱兎なの?


「カワイイ女子を無理やり犯そうとしたアンタらのリーダーを庇うんだ?先に仕掛けたのはそっちでしょ」


「…何だとぉ?」
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