あいらぶゆー2
『…ごめんな。オレ…、優羽吾からオマエのコト頼まれてっから。


そういう目では…見れない。


亜沙美は…オレに優羽吾の姿を重ねてるだろ?頼りになる兄貴がいなくなって…、オレに対する感情がごちゃ混ぜになってねぇか?


オレはオマエの兄貴じゃねぇし…


でも、オレにとっては…亜沙美は…いつまでも可愛い大切な妹だから。


そんなヤツにさ、手ぇ出せるワケねぇじゃん』


背中に回した手で、亜沙美の上下する肩を優しくさする。


次第に…


亜沙美の泣き声は嗚咽に変わり、次第に静かな息に変わる。


中途半端な体勢にも関わらず、オレの腕の中で…泣きながら眠ってしまった。


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