あいらぶゆー2
「咲妃さん、愛斗くんのお店にカット行ったんだ~、いいなぁ。やっぱり他の店だと、自分でブローしても上手くまとまんないんだよね」


みうが、咲妃の切りたての髪を見て羨ましそうにする。


「戻って来たんだし、いつでも店来いよ。今のオマエに一番似合いそうなアタマにしてやるよ」


「やった!…でも、愛斗くんに切ってもらうのって今何ヶ月待ち?」


「いや、別に明日でも、いつでも。みうなら空いた時間で充分だし」


「空いた時間って。…本当相変わらず、私の扱い雑なんだから~。そうだ、私の事より。愛斗くんこそ大切な人できた?」


みうの言葉に言葉を詰まらせる愛斗。


「大切ねぇ。オレ、自分が一番大切」


「もうっ!だぁからそういうコトじゃなくて~」


「ハイハイ。さ~、今日はみうの歓迎会だろ?飲めよ」
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