あいらぶゆー2
愛斗は案の定、すんなり納得してくれた。


「…ま、いーケド。じゃ行くか」


愛斗はソファから立ち上がると、私の手にボトルを戻す。


「…船酔いは?」


「治った」


…わかりやすいヒト。


やっぱり、私を追い返す為に、船酔いしたフリしたんだ。


でも…何で?


いつもなら、オマエの相手してるヒマないんだわとかって直接言うのに。


…変なの。


ま、後で社員さんに愛斗の事連絡しとこう。


彼、私の好きな人なんで、たくさんサービスして下さいね…って。


そんな言い方したら、


愛斗は…


迷惑かな。





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