あめだま


「よぅ。」


向かい側の窓からは、転がったあめだまの原因。




幼なじみのあいつが、相変わらずの無表情でこちらを見ていた。


「また泣いてんのか。」




「また、ってなによ。」


「飴、好きだろ?」




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