小春日和


背筋が凍りつくようだった。




“復讐”




その言葉が頭の中を駆け回る。




「ぷっ!!その顔!!…俺がお前のこと恨んでるって知ってたことだろ??それともマジで忘れてた訳??」


「……」



私は黙るしかなかった。

はっきりと思い出せない。

昔……何があった??




「はっ!!マジかよ、ムカツク!!忘れるなんてずいぶん幸せな暮らししてんだな」




幸せな暮らし??

幸せすぎて忘れてたの??

違う……

確かに昔と比べたら幸せだった。

大切なもの…たくさん出来た。

でも……

そこまで恨まれてるなら忘れるわけない…


頭の隅の隅に何かひっかかるものがある…




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