今度は俺が恋をする
「でも……やっぱり……」



もしかして凜先輩、私が凜先輩を好きって知ってわざとやってる?



手を離そうとした時



ガラガラ――



保健室の戸が開く音がした。



「先生~?」



誰?



私も凜先輩もパッと手を離し、今入って来た人にバレないように音を立てないように静かにしていた。



凜先輩は、口元に手を置きシーッとしているけど、そんな時に限って凜先輩が……。



ガタッ――



「誰かいるの?」



ヤバイ気付かれた……。




< 126 / 133 >

この作品をシェア

pagetop